こんにちは、子供2人を中学受験させたMIKIママです。
今回は「小学生の家庭学習にコツがあれば知りたい」という疑問に答えます。
おもに中学受験をめざす場合におすすめのコツを紹介しますが、中学受験をめざさない家庭学習としても効果が期待できると思います。
少しでも成績アップできるよう、実体験から詳しく解説します。
小学生の家庭学習におすすめ3つのコツ
実際の経験からいえば、つぎの3つが特に重要となるコツです。
- わかりやすい解説で効果的に理解させる
- 復習を中心としたスケジュールで進める
- 疑問点については即解消する
いずれのコツにおいても、しっかりと家庭学習に盛り込むことがポイント。
さらに詳しく3つのコツについて解説します。
わかりやすい解説で効果的に理解させる
小学生の家庭学習におけるコツとして、まずもって重要となるのが「理解度」と私は思います。
しっかりと基本を理解させて、より理解を深めるための定着へ続けていく。この基本的なサイクルを確実に実践するためにも、はじめに基礎理解を徹底的に行うことが必須です。
わかりやすい解説というのは、具体的にいえば「最終的な理解まで到達できる」ということ。
たとえば国語の文法における主語・述語・修飾語などは、文節のどの位置にあるかで理解するのではなく、しっかりとその役目(意味)をもって記述箇所を決められるなどが最終的な理解になるかと思います。
そのために必要となるのが、わかりやすく理解につなげやすい解説があること。
親がそばで教えるという学習スタイルでも構いませんが、そのときは正しい内容でわかりやすく教えられる能力がくれぐれも必要。もし難しいようであればデジタル教材(通信教育)の映像授業に任せるなど、時間対効果などを考えて選んでみるのもおすすめの方法になります。
わかりやすい解説を行うことで、より学習効果アップ、また結果的に時間効率アップにもつながります。
復習を中心としたスケジュールで進める
家庭学習の基本形ともいえるのが、過去の苦手を克服する「復習」になると私は強く感じています。
もはや予習は必要ないというほど復習は重要なコツで、テストの点数が取れていない原因はこれまでの未理解部分。したがって復習は点数アップとしてかなり効果的となるので、家庭学習の中心として取り入れることが超おすすめです。
まずは毎日の家庭学習にこの復習を盛り込んで、前回の復習からスタートさせることがベスト。さらに1週間や1か月単位でまとまった復習を行い、さらに定着をめざすことでより強固な学力を得ることが期待できます。
私がおすすめの復習スケジュールはこんな感じ。
効果的な復習のコツ | |||||||
曜日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
復習内容 | 前日の復習 | 1週間の復習 1か月の復習 など | 休み |
つねに復習中心の家庭学習がとても効果的で、テストで点数が取れていない個所の改善が期待できます。
また常にテスト対策が出来ている状態ともいえるので、慌ててテストに向けた勉強をする必要もなし。結果的に効率よくすべての勉強が自然とできるので、かなり効果的で効率に優れる学習スケジュールと私は感じています。
たとえば「今日習った単元も明日になれば復習範囲」ということを理解しておけば、いかに復習が大切かということがよくわかってもらえるかと。
なかなか成績アップしないという場合はこの「復習」がしっかりと行えていないことが考えられるので、今一度この復習について見直してみるのが小学生の家庭学習における大きなコツになります。
疑問点については即解消する
小学生が勉強を嫌いになる、かなり大きな原因といえるのが「難しく感じること」と私は思います。
こうした難しさを感じてしまう背景には、かならず理解できていない個所があるということ。しっかりと理解できていれば勉強を難しいと感じることもなく、スムーズに家庭学習を進めることが期待できます。
そこで重要となるのが「疑問点があれば即解消」ということ。
頭の中に疑問が残っているうちはスムーズに進まず、しかも勉強を嫌いになってしまう恐れがあるので、できる限り早く問題解消を行うことが超重要なコツになります。
いちばんよくない対応といえるのが放置で、そのまま放っておくと疑問が「つまずき」となって積み重なっていくもの。この積み重ねが大きくなるほど修正が困難になるので、この点からいっても即疑問解消に取り組むことがおすすめです。
子供が疑問に感じる部分があれば、なるべく素早く対処する。もし親が忙しくて疑問解消の対処ができなければ、通信教育など外部に頼るというのも放置するよりはかなり良い手段になります。
小学生の家庭学習に適した学習スタイルを選ぶコツ
小学生の家庭学習として、おもに次の3スタイルがあります。
- 通信教育(紙教材)
- 通信教育(デジタル教材)
- オンライン指導教材
もちろん独自スタイルで実践されても構いませんが、これらは内容を考えるとかなりの高コスパ。
費用もそこまで高くないので、教えるのが困難という場合は通信教育などに任せるのも有効な手段です。
さらに詳しく3つの学習スタイルについて解説します。
通信教育(紙教材)
おもな特徴 | スタート(契約)時点の分野・単元から学べるため途中参加は復習がしづらい。なるべく早く始めることで復習もしやすく良質な教材を選べば効果的な家庭学習ができる。 | ||||
わかりやすい解説 | ○ | 復習のしやすさ | △ | 疑問解消 | ○ |
標準レベルの家庭学習として適したスタイルで、過去の復習は難しいですが現時点から将来的な学びにはかなり強みのあるスタイルです。
通信教育(紙教材)スタイルはクオリティの格差が激しく、しっかりと解説があり良質な教材を選ぶことで確実性の高い学習効果が期待できます。
ただし紙教材全体において言えますが、契約時に学校で習っている分野・単元から学べるため、バックナンバーを有料で取り寄せるなどしないと復習は難しいのが難点。
たとえば小学1年生の春からスタートしていれば過去教材が溜まっていきますが、中途半端な時期からスタートすると過去教材がないため復習しづらいという特性があります。
したがって私が解説した家庭学習のコツ「復習中心」というカテゴリーに当てはまらず、この点においてはあまり期待のできない学習スタイル。ただし教科書準拠で進む教材がほとんどで、学校との相性といった面においては極めて効果的な家庭学習が可能です。
また解説においても文章表現となるため「読んで理解する」という能力が必要で、もし間違った解釈をしてしまった場合は本来の学習効果は見込めません。したがって読解力も同時に養わせたいという場合にこの紙教材は有効ですが、あまり文章理解が得意でなければ慣れてから選ぶとよい教材スタイルになります。
私がもっとも良質と感じるのが「小学ポピー」という紙教材。もし選ぶのであれば最大の家庭学習が期待できるので極めておすすめです。
私のレビュー:小学ポピーの口コミ
通信教育(デジタル教材)
おもな特徴 | 無学年方式が採用された教材を選べばしっかりと復習ができる。映像授業による基礎理解はもちろん豊富な演習問題によって定着(数稽古)を図ることもできる。 | ||||
わかりやすい解説 | ◎ | 復習のしやすさ | ◎ | 疑問解消 | ◎ |
標準レベルからややハイレベルまでにおすすめの学習スタイルで、映像授業のわかりやすい解説など、かなり便利&効果的な家庭学習を実現できます。
私がもっとも効果的と感じるのが、この「デジタル教材」というスタイルです。
紙教材の進化系ともいえるデジタル教材は、文章でのみ表現していた解説が映像授業になったりと、親の代わりとなって徹底的にわかりやすく教えてくれるのが大きなメリット。
一言で表現すれば「すべて親の代わりとなって家庭学習を進めてくれる」という自動スタイルで、忙しくて勉強を見ることが難しいという場合にはかなりおすすめの学習スタイルになります。
子供自身にとっても期待できる効果が盛りだくさんで、映像授業による基礎理解はもとより、ボリュームのある演習問題により定着までしっかりと面倒を見てくれるのが特徴。さらに楽しさの工夫なども備わっているので、子供1人でどんどん家庭学習を進めていける学習スタイルになります。
また内容的にも秀逸で、ほとんどのデジタル教材は「クラウド型」で運営されており、つねに最新情報へ更新(アップデート)されるのも魅力のひとつ。紙教材などは保存している過去教材の内容が古くなる一方ですが、デジタル教材はつねに新しい情報で過去の復習ができるという優れた特性を持っています。
また無学年方式が採用されたデジタル教材であれば、現学年だけではなく過去学年も自由に学習可能。さらに演習問題においても最新情報に更新されるため、古い内容で復習することなく最適な総復習などもできてしまうのがデジタル教材の大きなメリットになります。
私としては、極めておすすめといえる家庭学習のスタイルです。
小学生の家庭学習スタイルとして、かなりおすすめなのがデジタル教材。そのなかでも私の実体験から選んだ超優秀な教材をピックアップしています。
参考:【小学生の家庭学習】わかりやすい動画があるデジタル教材3選と効果
オンライン指導教材
おもな特徴 | マンツーマン指導によりピンポイントな苦手解消ができる。とくに難関中学受験にむけた家庭学習として極めて効果的でしかも出題傾向などコツも掴みやすい。 | ||||
わかりやすい解説 | ○ | 復習のしやすさ | ◎ | 疑問解消 | ◎ |
とくに中学受験をめざす場合におすすめの学習スタイルで、マンツーマン指導により子供に沿った最適な疑問解消がしやすい特徴があります。
とくに中学受験を目指す!という場合に、どう考えてもおすすめの学習スタイルです。
これまで紹介した学習スタイル(紙教材、デジタル教材)においても徹底的な基礎学習はできますが、どうしても中学受験で出題される超難問に対する対応としてはイマイチ。そこでこの問題をすべて解消できる学習スタイルがこの「オンライン指導」になります。
オンライン指導は完全マンツーマンにより、自由に質問をして疑問解消できるのが大きなメリット。ほかの通信教育はいわゆる受け身(受動型)ですが、オンライン指導は自発的に質問をする能動型なスタイルなので、とくに中学受験におけるピンポイントな質問にはぴったりの家庭学習になります。
またオンライン指導をしてくれる講師陣においても極めて優秀で、これまでに中学受験をはじめ難関高校受験や大学受験を突破した実績を持っているため、どんな質問でも答えてくれるのが特徴。さらに中学受験の経験者であれば難問を解くコツをはじめ、出題傾向といった表向きに発信されない情報なども得られる可能性が高いため、かなり適した学習スタイルといえます。
もちろん中学受験を希望しない、標準的レベルの学習においても効果大。マンツーマン指導により時間を有効に使えるというメリットも考えられるため、とくに難関校受験を考えている場合には最適といえる学習スタイルです。
オンライン指導のなかも超優秀と感じるベスト3選をこちらでまとめています。もしご自分で選んだとしても高い確率でここに行き着くと思います。
小学生の家庭学習に適した学習スタイル比較一覧
ここまでに解説した学習スタイルを、一覧表でまとめます。
小学生に効果的な家庭学習を実践するためにも、私が解説した3つのコツを実践できることが超重要。
ここでは「解説・復習・疑問解消」がコツになるので、一覧表でぜひチェックしてみてください。
各学習スタイルをクリックすると、それぞれ先ほどの解説項目へ後戻りします。
スタイル | 解説 | 復習 | 疑問 | 特徴 |
紙教材 | ○ | △ | ○ | スタート(契約)の時点から学べるので途中参加は復習がしづらい。 |
デジタル教材 | ◎ | ◎ | ◎ | 無学年方式が採用された教材を選べばしっかりと復習ができる。標準学習におすすめ。 |
オンライン指導 | ○ | ◎ | ◎ | マンツーマン指導によりピンポイントな苦手解消ができる。中学受験におすすめ。 |
まとめ
今回は「小学生の家庭学習にコツがあれば知りたい」という疑問に対して、実際の経験からわかった小学生の家庭学習におすすめ3つのコツをはじめ、小学生の家庭学習に適した学習スタイルを選ぶコツという形で答えてきました。
小学生の家庭学習において、もっとも重要となるコツが「復習」です。
なるべく復習中心の家庭学習を実践することがポイントで、テスト対策をはじめ成績アップに向けてかなり効果的・効率的な学習スタイルを実践することが期待できます。
まずは復習スケジュールをしっかりと構築して、あとは準じた学習内容(範囲)を落とし込めばOK。
もし復習スケジュールを組むのが難しいなどあれば親がすべて行うのではなく、外部委託として通信教育などに頼るというのは時間対効果に優れるおすすめの手段になります。
小学生の家庭学習におけるコツとして、ぜひ今回の内容をお役立てください。