中学受験対策として、思った以上に低学年からの計算力が大事です。
なぜなら算数全体の”基礎”になるのが計算力で、これさえ身につけておけばベース能力が大幅にアップするから。
実際に私の子供を中学受験させてみて、今になって考えてみると低学年からの計算力アップ学習が大きく役立ったと感じます。
そこで今回は「中学受験に向けて低学年から計算力が身についたコツ」をご紹介します。
ご紹介する中で、もしまだやっていない項目があればすぐにでも始めてみてください。
放っておくと計算力を身に付ける時間がどんどん減っていきます。
あくまでも私の家庭で起きた経験をもとにお話しするので個人的な意見になりますが、実際の体験談なので現場に沿った内容かと思います。
小学校低学年からの中学受験にむけた勉強方法として参考にしてみてください。
中学受験させてわかった低学年からの計算力アップのコツ
中学受験対策の中でも、もっとも重要といえるのが「計算力」でした。
私の家庭ではつぎのポイントを抑えて勉強させました。
- 公文式の考え方
- 書くよりも頭で考えさせる
- 十分な問題数を解かせる
コツ①公文式の考え方
公文塾に通わせていたわけではありませんが、くもん式についていろいろと調べていた時期があってそこで考え方というのを探ってみました。
ご存知の方はお分かりだと思いますが、公文式の考え方では「逆の発想」が取り入れらています。
たとえば答えから逆算して式を作るなど。
この逆の発想が計算力を養うのにとても効果的で、中学受験にとってかなり有効だと感じたのでうちでも取り入れて勉強させることにしたというわけです。
しかし公文式の教室に通わせるわけではなく、独自の方法で取り入れて実践させました。
いつもの問題集をそのまま使って、穴抜きになっている部分を変えてエクセルなどで作るという自作問題。もちろん子供が答えを出せるようにする必要があるので少し大変ですが、でもそれだけ計算力が身についたのでやってみる価値はあるかと思います。
コツ②書くよりも頭で考えさせる
計算問題を解くときに、当たり前のようにメモをしながら答えを考えると思います。
その”メモ”をする部分をやめて、極力自分の頭の中だけで考えさせる。
子どもとしてはメモをしながら計算する方がわかりやすいので初めは嫌がりますが、このスタイルに慣れてくるとメモをするほうが面倒になって頭で考えるようになっていきます。
するとメモを書く時間も短縮されて、結果的に計算力アップにつながるという方法です。
これは中学受験にもかなり効果的な対策になるので、いたって地味ではありますがぜひおすすめしたい勉強方法です。
コツ③十分な問題数を解かせる
問題集によっては”解く目安時間”が記載してあるので、時間を計りながら完璧に解けるようになるまで繰り返し解かせてみることが重要なポイントです。
厳しいようですが1つでも間違ったら後日再テスト。
これを実践しているとどんどん計算力が身について、さらに問題を解くスピードが格段に違ってくるので中学受験対策としても効果的な勉強方法になります。
ただし完璧に解くことができたとしても、さらに広い範囲で総復習をさせる。
この総復習で完璧に答えることが出来るようになれば、けっこうな計算力が身についているはずなのでぜひ試してみてください。
おすすめ教材
【中学受験】低学年からRISU算数で徹底的に算数を勉強させた感想
中学受験対策に低学年から計算力が大事な理由
私が「低学年からの計算力」を重視している理由はつぎの3つです。
実際に子供が中学受験をクリアしてわかりました。
- 高学年になってからの伸びが違う
- 中学受験の広範囲を占める小問で時間節約になる
- 算数の基礎になるので全てをよく理解できる
理由①高学年になってからの伸びが違う
まず算数というのは”積み上げ学習”ということを理解。
国語・英語などの語学も積み上げ学習ですが、積み上げるために欠かせないポイントが多いのが算数でまた「計算力」になります。
したがってとくに算数の場合は低学年で身につけた力がそのまま高学年になってから活きてくるので、徹底的に計算力を身につけておいて何も損はありません。
ひいては中学受験にも大きく影響してくるので、低学年のうちからしっかりと計算力は身につけさせておくべきと私はつくずく感じました。
理由②中学受験の広範囲を占める小問で時間節約になる
中学受験でわりとポイントを落としやすいのが「小問の集合」です。小問だからと目をそらしがちですが、じつは試験の中でもわりと広い範囲を締めているため決して粗末に考えるべきではない部分です。
低学年で計算力を身に付けることで問題を解くスピードアップはもちろん、低学年以降の算数も計算力がベースとなるため中学受験全体に関わってくるのが計算力です。
したがって小問の集合をサクッと解けて、さらに全体にも良い影響を与える。
このようなメリットだらけの未来が待っているため、低学年のうちに徹底的に計算力をつけておくべきだと私は思います。
理由③算数の基礎になるので全てをよく理解できる
さきほどからご紹介しているように「計算力=算数」です。
計算力がすべてともいえるのが算数なので、それさえ身につけさせておけばあとは応用問題の「読解力」に注目しておけばほぼ大丈夫です。
もちろん図形問題などの理屈を理解させることも大事ですが、なによりも重要で算数全体に関わってくるのが計算力になります。
したがって低学年のうちに徹底した計算力、これはいちばん重要な項目になります。
中学受験で大事なのは計算力・読解力・図形の理解です
小学生に出てくる単元からもわかりますが、とくにポイントになるのがこの計算力・読解力・図形です。
まずは計算力を身につけさせて、つぎに応用問題に対応するための読解力。そして低学年のうちに理解させておきたいのが平面図形の理屈です。
この3つのポイントを抑えることで中学受験の大半を網羅出来るので、低学年のうちにしっかりと身につけておくことでその後の展開が大きく変わってきます。
もちろんそれ以外の単元も大切ですが、大筋はこの3つ。
したがって「計算力・読解力・図形の理屈」については、ぜひ低学年の間にしっかりと理解させておくことを実際の経験からもおすすめしたいと思います。
まとめ
中学受験させてわかった低学年からの計算力アップのコツ
- 公文式の考え方
- 書くよりも頭で考えさせる
- 十分な問題数を解かせる
中学受験対策に低学年から計算力が大事な理由
- 高学年になってからの伸びが違う
- 中学受験の広範囲を占める小問で時間節約になる
- 算数の基礎になるので全てをよく理解できる
これで「中学受験対策に低学年から計算力を身につける方法」を実践できます。
冒頭にもお伝えしたように私の個人的な意見なので、これを実践すれば完璧に計算力が身につくとはいえません。しかし実際の経験からお話ししたので同じような環境の方には分かっていただけるかと思います。
私は文章を書くのは素人なのでうまく伝えきれませんが、実際に子供を中学受験させて成功したことから体験談としてご紹介してきました。
もし興味があれば、ぜひすぐにでも始めてみてください。
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