中学受験に向けて、小学校低学年の過ごし方はとても大切です。
なぜなら低学年で過ごした生活スタイルが、そのまま高学年のスタイルにつながるから。
私も子供を中学受験させた経験から身をもってわかったのは、いかに低学年のうちにいろいろな意味で「クセ」をつけるかが大事ということです。
中学受験に向けて大事なのが筆記試験ですが、じつは面接があることも忘れてはいけません。
したがって、筆記試験や面接すべてに対してクセをつけることが重要。
そこで私が中学受験へ向けてやってきた「毎日の過ごし方」についてご紹介します。
小学校低学年からの中学受験にむけた勉強方法として参考にしてみてください。
中学受験に向けた低学年におすすめの過ごし方
低学年では以下のポイントを抑えて過ごすのがおすすめです。
- 宿題とその日の復習を日課にする
- 勉強をした時間だけ遊ばせる
- 平日と週末の過ごし方をハッキリと分ける
おすすめの過ごし方①「宿題」と「その日の復習」を日課にする
宿題をするのは当然として、その日学校で習った内容を復習すると中学受験に効果的です。
「習った内容をその日のうちに理解させてしまう」
この勉強スタイルが日課になれば苦手を作ることもなく、勉強を楽しいとさえ感じるようになるのでかなり重要なポイントだと私は感じました。
とくに積み上げ学習3教科(国語・算数・英語)についてはこの日課が高学年になってから大きく成果につながるので、低学年のうちに「宿題&その日の復習」はクセをつけておくことをおすすめします。
おすすめの過ごし方②勉強をした時間だけ遊ばせる
がんばって勉強をするだけでなく、同じだけ遊ばせてあげるのも大事なポイントです。
遊ばせてあげるというよりも、正確にいえば「自由な時間を与える」という感じ。
さらにいえば勉強をする時間をきちんと決めて、遊び時間とのメリハリをつけることがとても大切。
中学受験に向けて勉強づくしと考える家庭もありますが、私の子供が実際に中学受験で結果を出すことができたのも「勉強と遊びのバランス」が大事だったように思います。
おすすめの過ごし方③平日と週末の過ごし方をハッキリと分ける
平日と週末では家庭内の「空気感」を変えることも低学年のモチベーションアップにはおすすめです。
たとえばこんな感じ。
- 平日‥宿題&毎日の復習
- 週末‥その週の総復習&遊び
平日は淡々とタスクをこなして、週末は総復習で身につけてしまう。
この流れを日課にするとより勉強グセがついて、自然と成績にも結果が現れるようになります。
さらにしっかりと自分の自由時間を与えることも大事なポイントかなと思います。
低学年におすすめではない過ごし方
つぎにこんな過ごし方は注意、というポイントをご紹介します。
- 1日のスケジュール(タスク)が決まっていない
- 勉強に復習を取り入れていない
- 定まった勉強方法で取り組んでいない
おすすめでない過ごし方①スケジュール(タスク)が決まっていない
もっとも低学年の勉強グセがつきにくいのが、タスクを決めず闇雲に勉強を進めていく過ごし方です。
1週間を通して平日と週末のタスクを決めて動かないと、勉強グセがつかないため中学受験に向けて効果的ではない毎日が続くことになります。
- 平日のタスクは、学校から帰ったらまず勉強をしてしまう。
- 週末のタスクは、午前中にその週に習ったことを総復習する。
あまり細かくタスクを決めるのではなく、ザっとした大まかな感じでいいので決めておく。
すると勉強のリズムも出来るので中学受験に効果的です。
おすすめでない過ごし方②勉強に復習を取り入れていない
予習よりも「復習」のほうがはるかに大事です。
もっといえば予習はする必要はなくて、徹底的に復習をしたほうが100倍は身につきます。
よく予習と復習をセットで考えるのがおすすめといったことを耳にしますが、私の経験からは間違いなく「復習」だけに力を入れてしっかりやったほうが中学受験に効果的です。
したがって勉強の中に復習を取り入れていないとマズいかもしれません。
おすすめでない過ごし方③定まった勉強方法で取り組んでいない
子供の勉強方法が定まっていないのも良くありません。たとえば今日はこの教材、明日はあっちの教材など。
もし毎日の勉強で教材を使うのであれば、メーカーごとに覚え方などがけっこう違うのでできれば同じシリーズの教材を使ったほうがおすすめです。
また勉強の流れにしても同じで、一定の流れで決まったタスクをこなす。
なるべく「子供の頭の中が整理されること」を考えると、勉強方法や流れなどが定まってくると思います。
より中学受験に効果的な過ごし方
さらに中学受験へ向けて、低学年に効果的なのはつぎの過ごし方です。
- 1ヶ月の総復習を実践する
- 苦手を洗い出してまとめて解消する
- 時間を計りながらテストをする
- 面接に向けて1日1回は行動をチェックする
中学受験に効果的①1ヶ月の総復習を実践する
ここまでで1週間の総復習をご紹介してきました。さらに中学受験へ向けて確実なものにするためには、1ヶ月ごとの総復習をおすすめします。
私が徹底的にやってきたのが、何度もいっているように「復習」です。
できれば1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月‥という感じで、3ヶ月ごとにまとめ復習をする。
中学受験にとても効果的なので、私はかなりおすすめです。
中学受験に効果的②苦手を洗い出してまとめて解消する
最低でも1ヶ月ごとに、理解できていない「苦手」を洗い出してみてください。
この「苦手」というのはテストで点数をとれていない部分ですので、高学年になってからも影響するし、中学受験にも大きな影響を与えるマイナスの部分です。
とくに積み上げ学習3教科(国語・算数・英語)についてはこの「苦手」を洗い出して、徹底的にわかるまで取り組むことではじめて学習内容が積み上がっていきます。
中学受験に効果的③時間を計りながらテストをする
中学受験に向けて「時間との闘い」も大事な部分です。
実際に時間を計りながらテストをしてみるのは中学受験に向けてとても効果的で、たとえば計算問題をいかに早く解くか、応用問題のポイントをどれだけ早く見抜くか、などに役立つ勉強方法になります。
実際に中学受験を経験してみて、まわりの家庭から時間配分の大切さについて耳にすることがありました。したがって考えるスピードなどの練習にもこの時間配分は重要です。
中学受験に効果的④面接に向けて1日1回は行動をチェックする
中学受験で忘れてはいけないのが「面接」です。
一生懸命に筆記試験だけを勉強させて面接のことを忘れてしまう家庭が多いもので、私のまわりでも小学校6年生の秋頃になってから面接を思い出して慌てるといった家庭もありました。
この面接というのは、本当にすぐには身につかないので怖いです。
毎日の生活態度やしぐさがそのまま表れるのが面接の怖いところで、ふだんから面接を意識しておくことがとても大切なポイントになります。
そこで、中学受験により効果的な過ごし方として「最低1回」は面接を意識する。
とはいえ難しいことではなくてこんな感じ。
- 服装の乱れはないか。
- よくない言葉を使っていないか。
- 社会問題について質問してみる。
- 理論付けて根拠のある言葉を発しているか。
- 誠実さを保てているか。
- 椅子の座り方が乱れていないか。
など、中学受験の面接に必要と思われることを最低1つチェック。
あまり気にしすぎてがんじがらめにすると子供も窮屈になってしまうので、あくまでもちょっとしたチェックとして低学年から始めておくことで思った以上の面接対策になります。
これを実践しているといざ中学受験本番になってもそのときには面接対策が完成しているので、あとはそのときの社会問題などをピックアップして勉強すればOKの状態です。
まとめ
中学受験に向けた低学年におすすめの過ごし方
- 宿題とその日の復習を日課にする
- 勉強をした時間だけ遊ばせる
- 平日と週末の過ごし方をハッキリと分ける
低学年におすすめではない過ごし方
- 1日のスケジュール(タスク)が決まっていない
- 勉強に復習を取り入れていない
- 定まった勉強方法で取り組んでいない
より中学受験に効果的な過ごし方
- 1ヶ月の総復習を実践する
- 苦手を洗い出してまとめて解消する時間を作る
- 時間を計りながらテストをする
- 面接に向けて1日1回は行動をチェックする
これで「中学受験に向けた低学年の過ごし方」を徹底的に実践できます。
もちろんご紹介した内容については賛否あるとは思いますが、ここでは私が実際に子供の中学受験を経験してわかったことからお伝えしてきました。
したがって興味のある方だけ参考になさってみてください。
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