こんにちは、子供2人を中学受験させたMIKIママです。
今回は「中学受験対策におすすめの通信教育が知りたい」という疑問に答えます。
中学受験対策に通信教育の選択というのは、効果が期待できておすすめ。
しかし、1つだけ注意すべき点が「闇雲に選ぶと効果が半減する」という部分。しっかりと通信教育の特性を把握したうえで、目的達成要素の確認が必須事項になります。
この記事ではそれを踏まえ「中学受験対策おすすめ通信教育」を紹介して、後半では「失敗しない通信教育の選び方」について言及しようと思うのでぜひご期待ください。
中学受験対策おすすめ通信教育ベスト7選
私としては「中学受験対策の目的」にむけた、おすすめの通信教育をピックアップします。
- 5教科「基礎対策」におすすめ
- 5教科「難問(応用)対策」におすすめ
- 2次面接「時事問題対策」におすすめ
それぞれの目的と一致性の高い通信教育スタイルを選び、さらに優秀な教材について抽出。
中学受験対策にかなり効果的な通信教育なので、まずこの中から選んで損はないかと思います。
5教科「基礎対策」おすすめ通信教育
中学受験の基礎対策には、教科書範囲を履修できる「紙・デジタル教材」がおすすめ。
難問対策までは学べませんが、基礎の網羅学習には適した通信教育スタイルです。
①紙教材「小学生ポピー」
学習可能範囲 | 基礎(教科書)範囲 |
おもな特徴 |
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中学受験対策の通信教育として、紙教材でおすすめなのがこのポピーかと。
紙教材のわりにコンテンツが盛りだくさんで、本教材と別冊教材を合わせると相当なボリューム。
中学受験の基礎対策としては、十分なボリュームと内容の通信教育です。
とくにポピーの場合は「わかりやすく詳しい解説」が大きな特徴。
よく見かける問題と答えだけといった市販教材と比較すると、しっかり解説が掲載されているので理解につながりやすく、思考力養成も期待できる構成となっています。
また1日の学習内容は「見開き2ページ」という簡易さも便利で、とくに勉強グセがついていない小学生におすすめ。誌面についてもイラストなどが多用されているため見やすく、解き方のポイントなどもチェックしやすいよう工夫されているので勉強しやすい紙教材。
中学受験対策として基礎範囲をしっかり学ばせたい、これから中学受験対策を始めようと思う、などの場合には最適といえる通信教育になるかと思います。
また一致率の高い教科書準拠ということもあって、学校基準で進められるためより理解しやすいかと。
中学受験の難問対策までは難しいですが、基礎的な範囲については必要十分な内容。
紙教材といえば情報量の少なさがネックといわれますが、このポピーの場合は想像以上に情報量が多く、期待以上の効果を実感できる通信教育かなと私は思います。
レビュー:ポピー小学生の口コミレビュー
②デジタル教材「すらら」
学習可能範囲 | 基礎(教科書)範囲 |
おもな特徴 |
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中学受験対策として、このデジタル教材もかなりおすすめのスタイル。
実際に私自身も子供の中学受験対策として利用しましたが、さすがに紙教材の進化版というだけあって機能面が充実していて勉強がしっかりできる印象。
すららの場合はとくに映像授業がわかりやすく、アニメーション解説のため「表示内容の動き」によって、制した黒板授業よりも理解しやすい教科・分野が多かったかなと。
またインターネット特性によって情報量もかなり豊富で、演習問題のボリュームは中学受験対策として必要十分。さらにドリル機能やテスト機能があるので、実践に即した家庭学習を遂行できるデジタル教材だと思います。
親のサポートなしで、子供1人だけで受験対策をできるので便利。
子供が自分自身で学ぶべき教科・分野・単元を選んで、映像授業で知識を得たらドリル機能で定着を図るという流れ。またドリル機能の問題を解いて間違った場合は、AIシステムがやや易しい問題に変更してくれたりと、子供1人でも十分に受験勉強を行うことができます。
また親として嬉しいのが「つまずき診断システム」というAI機能で、演習問題でミスをしたとき根本的な原因となる単元を表示してくれるというもの。この機能のおかげで原因改善を早期に取り組め、時間的な余裕までつながるといった効果を得られた実感があります。
一定の応用範囲までは履修可能ですが、正直にいえば中学受験の難問対策まではやや難しいかと。
難問対策についてはオンライン指導などに任せておいて、基礎学習はこのすららで十分に賄えるかと私の実体験からすると思います。
さすが文部科学大臣賞を受賞しただけの充実ぶりで、中学受験の基礎対策におすすめの通信教育です。
レビュー:通信教材すららを中学受験に使った感想を口コミレビュー
③デジタル教材「進研ゼミ」
学習可能範囲 | 基礎(教科書)範囲 |
おもな特徴 |
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この進研ゼミ(チャレンジタッチ)も、専用タブレットで使いやすいため迷うところかと。
しっかり5教科を履修できるので中学受験の基礎対策としては十分な内容で、しかも高性能の専用タブレットは極めて使いやすい。画面に手を置いて書き込めるなど、紙と鉛筆で学んでいるかのような家庭学習ができます。
ただライブ授業というスタイルなので、アーカイブ型の映像授業とは少し使い勝手が異なるかと。
過去の復習をしっかりさせたい、何度でも授業を繰り返し視聴させたい、などの場合は進研ゼミのライブ授業ではなくアーカイブ型映像授業がおすすめかと。
とはいえ進研ゼミのライブ授業は珍しく「質問コーナー」が設けてあるので、型にはまった勉強以外(疑問の即解消・応用対策など)も同時に並行させたいという場合にはおすすめのスタイルです。
専用タブレットは海外発送できないので、あくまでも日本国内での使用が基本。
したがって日本在住の小学生における中学受験対策として有効で、さらに5教科以外にも全9教科を学べるため、現時点の総合学習としても効果が期待できる通信教育です。
また進研ゼミはタブレット学習スタイルを選ぶと、なぜか紙学習スタイルも送られてくるというお得なシステム。したがって、デジタル教材と紙教材を融合させた中学受験対策が可能です。
5教科「難問(応用)対策」おすすめ通信教育
中学受験の難問(応用)対策には、フリースタイルの「オンライン指導」がおすすめ。
基礎学習も可能ですが、特性を活かした教科書範囲外の学習に適した通信教育スタイルです。
④学研オンライン家庭教師
学習可能範囲 | 全範囲 |
おもな特徴 |
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オンライン指導のなかでも、とくにこの学研は定評もあっておすすめの通信教育。
とくに志望校情報においては詳細なデータを持っているのが特徴で、学研教室や訪問型家庭教師など全国展開をしているだけあって、志望校に適した中学受験対策が期待できます。
過去の合格実績においてもかなり豊富、しかも学研の安定感・安心感についてもバツグン。
講師陣を探ってみても優秀なプロ&大学生講師が在籍しており、学歴だけではなく学研独自の研修制度によって指導力も兼ね備えているという優秀な人材構成となっています。
実際に学研オンライン家庭教師の指導における特徴は、かなり確実性の高いピンポイント学習ができるというもの。イレギュラーな質問にもしっかりと対応してくれるので、とくに難関と呼ばれる中学受験対策としては極めて適した通信教育になります。
海外在住の小学生(海外子女)および帰国子女対策なども行っており、海外在住という場合でも利用可能。
また帰国子女の通信教育としてもおすすめで、海外在住時のマイナス面をしっかりカバーしてくれる指導体制が整っているため安心して受講できます。
もちろん日本国内における中学受験対策としても、極めておすすめの通信教育になります。
レビュー:学研の家庭教師「口コミ・評判・コース・料金など」を徹底調査!
⑤オンライン家庭教師 e-Live
学習可能範囲 | 全範囲 |
おもな特徴 |
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中学受験対策におすすめといえば、このオンライン家庭教師もかなり適した選択になります。
もちろん中学受験対策コースなど基本的なシステムは揃っており、しかも全国の志望校データをしっかり持っているため確実性の高いオンライン指導が期待できるというもの。
また海外子女向けのオンライン家庭教師も運営されているので、日本国内だけではなく海外子女対応のオンライン家庭教師としてもおすすめです。
とくに目立った特徴といえるのが「紹介制による講師陣」という部分。
日本国内でもトップレベルの恋牛人であることはウェブサイトからも伝わってきますが、過去の教え子を中心とした紹介制で集まている人材のため、高学歴&高指導力の講師が多く在籍しています。
したがって講師のオンライン指導力としては極めて高く、志望校に対する確実性の高いマンツーマン指導が期待できるという内容。そもそも在籍していた人材ばかりなので、内容まで知り尽くしていることでより有益な情報を得ることが期待できます。
講師の学歴・スキルをチェックしても、中学受験の経験者がかなり多いかと。
難問対策などの情報も得やすいのが大きなメリットで、解き方や考え方のコツはもちろん、志望校情報を基にした出題傾向と対策なども指導が期待できる通信教育になります。
総合的に講師レベルがかなり高く、中学受験対策に安心して利用できるオンライン指導です。
レビュー:オンライン家庭教師「e-Live(イーライブ)」 口コミなど徹底レビュー!
⑥オンライン家庭教師 Netty
学習可能範囲 | 全範囲 |
おもな特徴 |
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発達障害で中学受験対策を、という場合におすすめの通信教育になります。
母体となるのが家庭教師ノーバスという首都圏中心に展開されている訪問型の会社で、ウェブサイトを見ると分かりますが発達障害支援にかなり力を入れている会社です。
この会社のオンライン部門がこのNetty(ネッティ)ということで、発達障害の理解にはかなり強い。
発達障害があると受け入れてくれる家庭教師も少ないものですが、このオンライン家庭教師の場合は率先して理解に努めているため安心して指導を受けることができます。
中学受験対策としても各種コースが用意されており、限りなく目的に沿った指導を受けられるという構成。
講師陣についてもプロ・大学生講師いずれも優秀、これまでの長い運営歴から考えてもsン新して利用できるオンライン家庭教師のひとつかと思います。
また過去の実績もかなり豊富で、日本国内だけではなく、海外子女や帰国子女からも評判。
もちろん健常児の中学受験対策にもおすすめですが、とくに発達障害がある小学生の中学受験対策として、かなりおすすめといえる通信教育になります。
レビュー:家庭教師Netty(ネッティ)の評判および裏情報まで徹底分析!
2次面接「時事問題」おすすめ通信教育
中学受験の面接対策として、一般的な新聞を読ませるのは困難なもの。
そこで適したスタイルが「小学生向け新聞」で、楽しくわかりやすく社会情勢を学ぶことができます。
⑦小学生新聞
学習可能範囲 | 面接範囲 |
おもな特徴 |
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中学受験対策の通信教育として、面接の時事問題対策におすすめなのがこの小学生新聞になります。
小学生へ一般的な新聞を読ませるというのは困難なもので、とくに漢字が読めない、文章が難しすぎるといった問題があって時事問題対策は難しい部分があるかと。
そこでこの小学生新聞がおすすめで、漢字にはすべてルビが振ってあったり、イラストや写真が多用された誌面で読みやすいなど、小学生でも簡単に社会情勢を把握することが期待できる内容となっています。
内容的には一般的な社会情勢とまったく変わらず、とくに中学受験の面接で質問されそうな、目立った時事問題などが分かりやすく解説されているという感じ。
とくに中学受験の面接においては社旗情勢の流れなどを把握していなければ、まずもって答えられない質問が多いもの。一般的な新聞と変わらない内容となっているので、社会情勢の流れなどもしっかりと把握できる新聞となっています。
中学受験の面接対策として時事問題をしっかり学ぶには、かなり適した通信教育になります。
レビュー:時事問題の対策ができる「小学生用新聞」がめっちゃおすすめ!
中学受験対策おすすめ通信教育ベスト7選まとめ
ここまでにピックアップしたベスト7選をまとめ比較一覧表として示します。それぞれ教材名をクリックすると先ほどの各解説項目へジャンプします。
教材名 | スタイル | 学習可能範囲 |
小学生ポピー | 紙教材 | 基礎(教科書)範囲 |
すらら | デジタル教材 | 基礎(教科書)範囲 |
進研ゼミ | デジタル教材 | 基礎(教科書)範囲 |
学研オンライン家庭教師 | オンライン指導 | 全範囲 |
オンライン家庭教師 e-Live | オンライン指導 | 全範囲 |
オンライン家庭教師 Netty | オンライン指導 | 全範囲 |
小学生新聞 | 紙教材 | 面接範囲 |
中学受験対策むけ通信教育の選び方
中学受験対策として通信教育を選ぶ場合、失敗しないポイントはつぎの3点。
- 通信教育特性と目的を一致させる
- 最終的な理解まで到達できる
- 難問(応用)対策は志望校情報ベース
これらすべての要素が備わっている通信教育を選ぶことで、失敗回避が期待できます。
さらに詳しく、これら3つの要素について解説します。
通信教育特性と目的を一致させる
ひと口に通信教育といっても、大きく3つのスタイルに分かれます。
それぞれスタイルごとに次のような特性を持っています。
スタイル | 一致性の高い目的 | 特性 |
紙教材 | 中学受験の基礎対策 | おもに教科書範囲を学べるため中学受験の基礎対策におすすめ。教材のストックにより過去の復習が可能となる。 |
デジタル教材 | 中学受験の基礎対策 | おもに教科書範囲を学べるため中学受験の基礎対策におすすめ。映像授業やAIシステムなど理解へつながる要素が多い。 |
オンライン指導 | 中学受験の 難問(応用)対策 | 通信教育スタイルのなかで唯一難問対策が可能。教科書範囲外の応用対策におすすめで志望校データに基づいた指導が受けられる。 |
したがって紙教材およびデジタル教材といった、いわゆる「固定型」の通信教育を選んでも、とくに難関中学受験における難問(応用)対策はまずできません。
もし志望校が難関中学受験と呼ばれるレベルの場合は、基礎学習として紙教材やデジタル教材を選び、さらに唯一難問対策のできるオンライン指導を選ぶことで目的を達成しやすくなります。
やや余談になりますが、中学受験対策おすすめ通信教育ランキングなどといった情報も散見されますが、闇雲に選ばれていないか注意が必要。先ほど表で示したように通信教育スタイルによって特性が異なるため、一致性の低いスタイルを選んだところで目的達成は望めないため要注意です。
より具体的に例を挙げれば、すべての中学受験対策にデジタル教材のみを薦めている場合など。
この間違いというのはデジタル教材で難問対策は不可能といった、スタイルのもつ特性を理解できていないため。いわゆるランキング作成者が通信教育を詳しく理解できていないという、不正確な中学受験対策ランキングであるということになります。
このように中学受験対策として通信教育を選ぶときは、まずスタイルの特性と目的を、しっかりと一致させることが大前提となります。
最終的な理解まで到達できる
中学受験対策として通信教育を選ぶとき、実践部分で重要となるのが「理解度」になります。
この理解度というのは「いかに最終的な理解まで達せられるのか」という学習効果にあたる部分で、これを実現するには詳しい解説であったり、わかりやすい工夫など備わっていることが通信教育に求められます。
たとえば、こんな声を耳にしたことがないでしょうか。
「通信教育って中途半端な勉強しかできない」
たしかにこの情報は間違っていませんが、これは単純に問題と答えのみが掲載してある、いわゆる問題集的な要素しか備わっていない通信教育の場合。
たしかに問題と答えのみが掲載されていても「解き方」「考え方」まで学習できないため、得られる学習知識というのも中途半端。これを回避するには問題と答えだけではなく、しっかりとその問題が解けるよう解説が備わっていたり工夫されているなどが通信教育選びとして重要なポイントになります。
またデジタル教材などでは映像授業による解説が搭載されていますが、解説があるから優秀な通信教育ではなく、解説内容までしっかりとチェックをして最終理解への達成性を見極めることが重要。
解説において途中要素が抜けることなく話が前後することもなく、しっかり着地点からの逆算に基づいた解説である、また網羅性の高さなどが優秀な解説と判断する材料になります。
しっかり中学受験にむけて、理解につながる解説であることの確認を薦めします。
難問(応用)対策は志望校情報ベース
中学受験対策における通信教育選びでは、できる限り「志望校情報に基づいた指導」であることが大きなポイントになります。
とくに中学受験における「難問」と呼ばれる応用問題などは、志望校データと一致していることでより確実性の高い家庭学習を実現できるというもの。したがって志望校情報(データ)を豊富に持っていることが通信教育選びにおいて必須項目で、さらにそのデータに基づいた的確な指導内容であることが求められます。
先ほども話したように、中学受験の難問対策が可能なスタイルはオンライン指導のみ。
オンライン指導はおもにオンライン家庭教師という通信教育になりますが、豊富な志望校データを備えている会社のおもな特徴は「老舗である」「全国展開をしている」「合格実績が豊富」など。
この志望校データに乏しい通信教育の場合は、確実性という面において効果が期待できないため、あまり中学受験対策に相応しい通信教育であるとは言えません。
しっかりと志望校データを持っている通信教育会社は、対応可能な学校名を挙げていたり、過去の合格実績に中学校名が挙がっているなど、携わってきた経歴がわかりやすく記載されているもの。
どうしても確認しきれない場合は直接電話をして聞いてみるなど、何らかの手段をもって志望校対応が可能であることを確認しておくことをお勧めします。
✅ もう一度「中学受験対策おすすめ通信教育」をチェックしませんか?
まとめ
今回は「中学受験対策におすすめの通信教育が知りたい」という疑問に対して、私の実体験をもとに各項目を設けてベストと思える解答をしてきました。
これらを実行することによって、中学受験対策に最適な通信教育を選べるかと思います。
冒頭にもお話ししましたが、中学受験対策に選ぶ通信教育というのは、まずもって「スタイル特性と目的の一致性」を見極めることが大前提となります。
ここがズレてしまうと中学受験対策に効果的ではなかったりと、その通信教育に備わっている効果を十分に発揮させることができない、目的達成できないなどの恐れが考えられます。
したがって通信教育を選ぶときは「目的とスタイルの一致」「優秀な通信教育の取捨選択」をしっかりと行うという順番がおすすめなので、ぜひ実践してみてください
中学受験対策におすすめの通信教育選びにむけ、今回の内容をぜひお役立てください。