知ると得！中学受験対策として通信教育を比較する７つの重要ポイント

こんにちは、子供２人を中学受験させたMIKIママです。

今回は「中学受験対策にむけた通信教育の比較方法が知りたい」という疑問に答えます。

ひとくちに通信教育といってもスタイルや対応範囲は様々で、しっかりと見極めたうえで選ばなければ効果的な中学受験対策はできません。

また逆に志望校とマッチングの良い通信教育を選べばかなりの効果が期待できるので、通信教育を比較する上での重要なポイントを７つにまとめて解説します。

中学受験対策として通信教育を選ぶうえで、絶対に失敗したくないという場合には必見かと思います。

中学受験対策に通信教育を比較する７つのポイント

通信教育の「スタイル」を比較

中学受験対策に通信教育を選ぶとき、まず絶対に抑えておくべきポイントがこの「スタイル」という部分。

通信教育には大きく３つのスタイルがあり、それぞれ次のような特徴があります。

したがって志望校により通信教育スタイルを合わせることが重要なポイント。

ここを間違ってしまうと確実な志望校対策は難しくなります。

この通信教育スタイルというのは、それぞれの特性をしっかり理解することが大切。

紙教材・デジタル教材は「一方的」といえる学習スタイルで、その教材内で用意されているコンテンツを使って受講するタイプ。いわゆる”応用学習に弱く柔軟性”に乏しいという特性といえますが、その代わり網羅性はかなり高いスタイルでもあります。

一方のオンライン指導は「双方向」といえる学習スタイルで、質問などができることで自由度は高く、柔軟性という点ではより優れた通信教育スタイルになります。

小学校で履修する教科書範囲内から出題される公立中学などは、出題内容もその範囲を超越することがないため紙教材・デジタル教材で必要十分な中学受験対策ができるかと。

また教科書範囲外（小学校履修範囲を超越）した出題となる難関私立中学などの受験対策においては、オンライン指導のような履修内容に上限がなく、双方向で学べる（意思疎通できる）通信教育スタイルが適しています。

このように通信教育スタイルを選ぶ時点で、すでに志望校とのマッチングが決まります。

絶対に外せないポイントになるので、中学受験対策に通信教育を考える場合は、まずもってこの「スタイル」をマッチングさせることが何よりも重要です。

通信教育の「履修可能範囲」を比較

いずれの通信教育においても、この「履修可能範囲」は違って大きく異なります。

履修可能範囲というのは言い換えれば”中学受験の対応力”といった部分で、より難関校になるほど深い対応力を備えていることが重要になってきます。

たとえば算数を例に挙げてみた場合、より難関校対策になるほど小学生範囲を超越した学びがなければ合格は難しいもの。そのためには対応できる履修可能範囲についてチェック＆比較することがポイントです。

さらに具体的にいえば、同じオンライン指導というスタイルでも、

どこまで掘り下げて教えられるか。

この範囲が狭いほど標準校向けとなり、また逆にこの範囲が広くなるほど難関私立校向け。とくに難関中学へ対応するためには、過去の出題内容をしっかり落とし込んだ幅広い履修範囲の指導であることが重要です。

自分でよくわからない場合は、実際に通信教育へ直接聞いてみるのがおすすめ。

志望校の名前を挙げて対応可能かどうかをチェックすることで、この部分をより具体的・明確に把握することができるかと思います。

通信教育の「対応偏差値」を比較

中学受験対策に通信教育を選ぶときには、この「対応できる偏差値」についても言及。

さきほど解説した履修可能範囲と似通ったポイントになりますが、この対応偏差値はより具体的な数字をもって比較できる重要なポイントになります。

一般的に紙教材・デジタル教材といった内容固定型の通信教育は、教科書範囲内の履修がメインとなるため対応偏差値はやや低め。

またオンライン指導といった自由スタイルの通信教育は、履修内容に上限がないため

対応偏差値は高めという見方ができます。

また同じスタイルの通信教育でも、教材内容などによって対応偏差値は異なるもの。したがって教材内容や履修できる内容などをしっかりチェックして、より志望校に沿った通信教育であることを確認してみることがおすすめです。

この対応可能偏差値というのは通信教育でわりと異なるため、あらかじめ志望校の偏差値を把握しておき、そのうえで通信教育ごとに確認してみると分かりやすいかもしれません。

通信教育の「最終理解へつながる解説」を比較

通信教育全般において、人気が高くなるほど「理解へつながる解説」があるもの。

しっかりと理解できる解説は、どこの家庭でも求める重要なポイント。さらに最終的な理解まで到達できる通信教育であれば、より中学受験対策として効果的な選択になるといえます。

最終的な理解へ到達するために、必須となる要件が「わかりやすく詳しい解説」の有無。

この解説は通信教育によって形は異なりますが、どんな通信教育スタイルにおいても

形は違えど分かりやすく詳しい解説であることが中学受験対策に効果的な通信教育と

なります。

たとえば紙教材であれば限られた誌面（スペース）を使って、いかに効率良い解説となっているか。文字を読んで理解する形になるため、文章表現力というのも必要な要素になってきます。

またデジタル教材の場合はほとんどが映像授業という形で解説されますが、できる限り詳細で段階的な解説であること、さらに逆算に基づいた分かりやすさも備わっていることがポイントになります。

オンライン指導によるマンツーマン指導については、講師の学歴やスキルだけではなく、同時に「指導力」が備わっていることも重要。指導力のある講師であれば理解しやすい解説とともに、受講時間を有意義に使って理解へ到達できるよう指導してくれる傾向にあります。

いずれの通信教育においても、この「最終理解へ到達できる解説」は超重要なポイントです。

通信教育の「合格実績」を比較

中学受験対策にむけて通信教育を比較するとき、この「合格実績」もかなり参考になります。

いずれの通信教育スタイルにおいても過去の合格実績を掲載している場合が多く、ウェブサイトなどで一覧表示しているため容易にチェックできるポイント。また合格実績だけではなく口コミなども掲載されている場合が多いので、こうした情報も通信教育選びに有効となります。

過去の合格実績をチェックするとき、１つだけ注意するポイントが

”事実に基づく情報である”という部分。

通信教育のなかには事実と異なる合格実績や口コミなどを掲載する会社もあるため、できる限り「合格した学校名」などが具体的に記載してある通信教育を選ぶほうが賢明です。

また合格実績について抽象的な表現にとどまっている通信教育の場合は、あまり参考にしないほうがいいかと。とくに「合格実績多数！」など具体例ではなく抽象的な表現をしている通信教育もあるため、この点については私たち消費者側がしっかりと吟味をして選ぶことが重要です。

中学受験対策に通信教育を選ぶ場合は、この「合格実績」もぜひ参考にして比較してみてください。

運営会社における「健全性」を比較

通信教育を吟味するうえで、１つの重要な比較要素となるのが「健全性」です。

いわゆる運営会社の考え方を反映するという要素で、健全でクリーンな運営をしている会社を選ぶことによって、結果的に安心して任せられるなどのメリットが得られます。

とくに健全な運営を行っている通信教育ほど、より消費者視点でコンテンツなどが用意されている傾向にあり、学習効果や使い勝手などに大きく影響するというのが事実。

まずはWebサイトをしっかりとチェックして、消費者に有用なコンテンツであることを比較して選ぶことがおすすめです。

健全とはいえない運営会社の場合、とくに目立つのが退会時の複雑さ。

スムーズに退会できない、違約金が発生する、など消費者にとってマイナスとなる要素が盛り込まれ、自分たちのメリットの実を追究するといった通信教育会社が存在のも正直なところ。

健全な運営ではない通信教育を選ぶと消費者にとってプラス要素は全くないため、より効果的な中学受験対策を行うためにも、健全に運営されている通信教育を選ぶことが重要なポイントです。

通信教育の「料金設定」を比較

最後の比較ポイントとして、中学受験対策へ間接的的に重要となるのが「料金」について。

ただし料金といっても安いばかりが良いというわけではなく、先ほど解説した健全性にもつながりますが、提供内容に見合った適正な料金バランスが重要なポイント。したがって費用がやや高めであっても、サービス内容が妥当な通信教育を選ぶことが大切です。

そのそもサービス内容よりも料金体系が上回りバランスが悪いということは、

全体的に金儲けしか考えていない通信教育の可能性大。

この料金バランスを詳しく探るためには多くの通信教育を比較する必要があるため、すぐに契約するのではなく内容・料金について徹底的にチェックしてみることがおすすめです。

また料金内訳についても要チェックポイントで、通信教育全般において基本となる料金科目が「入会金」「月謝」の２つ。いずれの通信教育スタイルにおいても共通する費用課目で、もし他に意味不明な費用科目が加算されるようであれば、あまり選ぶべき通信教育とは言えません。

とくにオンライン家庭教師の場合はその傾向が強く、基本料金となる入会金・月謝の

ほかに、なぜか年会費・維持費・サービス使用料など意味不明な料金が加算される場合も多いもの。

これら意味不明な費用については通信教育会社へ直接質問してみることがおすすめで、できれば電話で確認するなどが明確になりやすく効果的。またウェブサイトに費用明細が掲載されていない場合なども、あまり良心的な料金体系ではない場合が多いため敬遠すべき通信教育になります。

もし余計な費用を支払ってしまう通信教育を選んでしまえば、ほかに中学受験対策へ使える費用が減るなどのマイナス面も考えられるもの。しっかりと通信教育をチェックして、さらにほかの会社と比較して、この料金面について徹底的に探ってみることをおすすめします。

中学受験対策に通信教育を比較する７ポイント一覧

もういちど７つの比較ポイントを抑えておきます。

これら７つの要素が揃っていれば、その通信教育はおすすめです。

子供の将来を大きく左右する重要なポイントになるので、しっかりと時間をかけてでも徹底的に比較・チェックして選んでみてください。

あまり選んでいる時間がないという場合は、

つぎで紹介する通信教育情報を参考にしてみてください。

中学受験対策におすすめの通信教育一例

標準校対策におすすめ「通信教育すらら」

中学受験でも標準校におすすめの文部科学大臣賞を受賞している通信教育。無学年式のため小学生範囲の徹底網羅、さらに中学生範囲の先取り学習もできます。

基礎範囲をしっかり身につけさせたいという場合に、かなり最適といえる通信教育。

アニメーション映像授業による「動き」「音声」でわかりやすく基礎学習ができ、さらに細分化されたチャプターで段階的に確実性の高い中学受験の基礎対策ができます。

またAIシステムもかなり優秀で、ドリル問題などを間違った場合は「つまずき診断」により、理解できていない原因となる単元を教えてくれるというもの。したがって根本的な未理解部分の解消に役立つシステムで、中学受験対策の基礎として極めて効果的な家庭学習が可能です。

ほかにも３種類の規模が異なるテストも用意されており、子供の学習状況に合わせた総復習も可能。さらに学校のテストは範囲に合わせ分野・単元を選んでテスト作成もできるので、中学受験対策だけではなく小学校の成績アップにも効果的な構成となっています。

また５教科はもちろん英検・数件といった資格対策もでき、中学受験における内申点アップ対策としても極めて有効。全コンテンツとも良心的な作りとなっており、わかりやすく確実性の高い中学受験対策が期待できる通信教育です。

参考：すららを中学受験に使った感想を口コミレビュー

標準校対策におすすめ「スタディサプリ」

中学受験対策で基礎をしっかり学べる、神授業講師の解説がわかりやすく人気の

通信教育。中学受験対策の講座も用意されておりベース学習に最適です。

このスタディサプリも無学年式が採用されており、小学生範囲の徹底網羅が可能。

さらに国内でもトップレベルに一致性の高い教科書準拠となっているため、学校と同じペースで学ばせながら、さらに中学受験対策を効果的に実践したいという場合におすすめの通信教育です。

神授業講師による解説は極めてわかりやすく、どの教科においても順序良く学べるため効率的。少しずつ理解させながら進めようという講師の意気込みが伝わってくる映像授業で、学校の授業だけでは理解が難しいという場合にも最適といえる映像授業となっています。

また映像授業に付属して表示される受講テキストも使い勝手が良く、授業を聞きながらテキストを見ると理解度アップにつながりやすく、さらにテキストをプリントアウトすることで問題集作成もできます。

１つの単元をじっくりと解説する映像授業となっているため、段階的に確実性の高い家庭学習へつなげやすいのが大きなメリット。したがって学校の成績アップおよび中学受験対策として、同時に効率よく学ぶことのできる人気の高い通信教育です。

毎月の月謝が安いのも、スタディサプリの大きな特徴です。

参考：中学受験対策に「スタディサプリ」が超おすすめな３つの理由

難関校対策におすすめ「オンライン家庭教師 e-Live」

出典：オンライン家庭教師 e-Live

中学受験でも難関校対策におすすめの、マンツーマン指導で効率よく学べる通信教育。素早く疑問解消ができるので応用学習に最適です。

すでに基礎学習はほぼ出来ており、さらに応用範囲をしっかり学ばせたい場合におすすめの通信教育。

オンライン指導によって効率的な疑問解消へつなげやすく、とくに中学受験でも難関校対策に最適。固定式の紙教材・デジタル教材では不足という場合に、オンライン指導は講師へ相談できるというメリットがあります。

いわゆる訪問型の家庭教師が、そのままオンライン版となったのがこのスタイル。したがって子供の疑問解消として極めて効果的な家庭学習ができ、さらにオンライン指導となるため時間効率に優れることでも効果的な中学受験の応用対策ができます。

とくにこのオンライン家庭教師はかなり優秀で、なぜなら講師陣が紹介制によって集まっているため。

一般的な家庭教師の講師というのは一般募集や派遣センターからの出張となりますが、このオンライン家庭教師e-Liveでは教え子が紹介制により講師として集まっているため極めて優秀。実際にウェブサイトを見ても講師の高いクオリティ（学歴・スキル）が良くわかるかと思います。

とくに特化したコース設定などは設けられておらず、中学受験対策の一択のみ。

カリキュラムについては志望校にむけた独自スタイルとなっており、過去の出題内容や傾向などをもとに、最適化されたマンツーマン指導で効率よい中学受験対策ができます。

講師のクオリティで選ぶなら、ほかと比較してまず間違いなくトップレベルに優秀なオンライン指導です。

参考：オンライン家庭教師「e-Live（イーライブ）」 口コミなど徹底レビュー！

難関校対策におすすめ「学研オンライン家庭教師」

出典：学研の家庭教師

中学受験において、かなり過去の事績が豊富なオンライン指導。学研クオリティで

安全安心の中学受験対策ができます。

学研といえば訪問型の家庭教師をはじめ、学研教室など全国展開をしている教育会社。

そのノウハウに基づいた、マンツーマン指導を期待できるのがこの学研オンライン家庭教師。過去の合格実績が業界でもトップレベルで、安定の中学受験対策が期待できます。

講師陣においても高クオリティで、学生・プロから志望校に合わせて選べるスタイル。またオンライン指導に使う機材も最新式で、手元カメラではなく「画面内共有」が用いられており容易に意思疎通できます。

使用教材については基本的にフリースタイルとなっており、支度で使っている参考書や教科書などを用いて受講可能。希望する場合は専用の学研教材などを購入して受講もできます。

もはや多くの説明は不要といえる安定感抜群の通信教育で、全国データをもとにしたマンツーマン指導と、志望校に最適化された指導によって中学受験の難関校対策をしっかり実践できます。

参考：学研の家庭教師「口コミ・評判・コース・料金など」を徹底調査！

中学受験対策におすすめ通信教育一覧

サービス名をクリックすると、先ほどの各解説へ戻ります。

まとめ

今回は「中学受験対策にむけた通信教育の比較方法が知りたい」という疑問に対して、７つの比較ポイントをお伝えしてきました。

実際に子供２人を中学受験させた、私自身の経験をもとに解説しました。

これら７つのポイントをしっかりと抑えることで、中学受験に効果的な通信教育を見つけられるかと。もし選ぶのが不安であれば、その後にお伝えしたおすすめ通信教育をぜひ参考にしてみてください。

中学受験にむけた通信教育選び、もっとも重要といえるポイントが「スタイル選び」です。

すでに通信教育のスタイルによって対応可能な中学校が決まるといっても過言ではなく、標準校であれば紙教材やデジタル教材といった固定式、難関校であれば自由に質問できるオンライン指導がおすすめ。

まずは通信教育スタイルと志望校を一致、さらにお伝えした比較ポイントをチェックしてみてください。

きっと、中学受験に最適な通信教育が見つかるかと思います。