こんにちはMIKIママです。今回は「中学受験面接で聞かれること」について実際の経験から詳しくご紹介していきます。
中学受験といえばどこの家庭も必死になるのが1次筆記試験ですが、じつは2次面接対策というのは疎かになりがちで計画的に対策をしないとすぐには身につかないものです。
あらかじめ「中学受験面接で聞かれること」を知っておいて、事前からしっかりと効果的な対策をなさって合格をめざしてみてください。
- 中学受験面接で聞かれることを知っておきたい。
- どんな回答をすれば中学受験同格をめざせるのか知りたい。
そんな疑問をお持ちでしたらきっと参考になるかと思います。
小学校低学年からの中学受験にむけた勉強方法として参考にしてみてください。
中学受験面接で聞かれる7つのこと
実際に私の子供2人が中学受験面接で聞かれたことをもとに、とくに抑えておきたい7つの質問と回答例をご紹介します。模範解答とまではいかないかもしれませんが、中学受験に合格できた実績からよくある質問の答え方として参考になさってみてください。
面接で聞かれること①筆記試験の感想について
これは面接の最初によく聞かれる質問です。
挨拶代わりに聞かれることで他意はありませんので、率直に答えてればOKです。
しかし相手を馬鹿にしたように聞こえる発言には注意が必要で「あまり手ごたえがありませんでした」などと言った後に第二志望だと判断されるとあまり印象が良くないようです。
また消極的な発言をすることも、相手からすると言い訳がましく聞こえる場合が考えられるので注意が必要です。
「問題の意図が分かりませんでした」「経験したことが無い難しさでした」のような後ろ向きの発言をするよりは、「しっかりと実力を出せたと思います」と言い切るのが好ましいです。
面接で聞かれること②長所と短所
自分のことを客観的に見ることができるか判断するのに聞かれる質問です。
なぜ長所・短所だと思うのか?について、この「根拠を相手が納得いくように説明できる力」というのはどこの中学受験でも必ず試されます。
面接官を納得させるためには、それが長所だと主張できるエピソードが必要です。
たとえばそれによって得られた結果を述べておいて、その後になぜそうなったのか?についてしっかりと根拠を話すなど。
さらに長所を述べる際は、しっかりと自信を持って発言することが大切になります。
その長所から得られた結果が伴っているのがベストですが、目的に向かって努力した姿勢をアピールするだけでも良い印象を与えられます。
短所について話す際は、それを克服するために何をしようと思ったか、今現在に何をしているのかが問われます。
ここでは、ぜひ「向上心があるところ」を見せてください。
面接で聞かれること③併願校
これも中学受験面接でよく聞かれることの1つで、この学校へ「本当に入りたいと考えているのか?」を確かめるための質問です。
どう考えても答えにくい質問ですが、あえて受験生にとって答えにくい質問にどう対応するかを見ているといわれています。
この場合は具体的な模範解答は無く、素直に正直な答えを返しても問題ありません。
一番良くないのは「後ろめたいような気持ち」が出てしまうことです。
併願の内容を聞けばどこが第一志望か面接官には簡単に分かりますから、曖昧な返答で対処するのだけは避けるべきです。
第一志望が他にあってそこに受かったらどうするか?と聞かれたら、素直に「そちらに行く」と言ってかまいません。
面接で聞かれること④詳しい通学ルート
この質問は、第二志望、第三志望の学校を面接する場合によく聞かれます。
すでに質問の意図はお分かりだと思いますが、ほとんどの学生と親は第一志望に意識が集中するので、それ以外の学校の詳細な情報についてはあまり調べません。
やや意地悪な感じもありますが、その”抜け”た部分を突いて受験者が本校をどれだけ本気で志望しているか確かめるのに利用されていると言われています。
とくにポイントになるのは、通学に利用する路線、乗り換え、所要時間を把握しているかです。
通学可能な範囲に学校があるかどうか?についても分かっていないのでは、本気で入学する気があるのかを疑われてしまいます。
第1志望の中学校ではないにしても、インターネットで簡単に調べられる内容ですから事前に確認しておくことが大切です。
また調べた結果、通学に時間がかかるようであればそれなりの回答も必要。
たとえば「引越する予定がある」など、相手を納得させるだけの理由がなければ片手落ちになります。
面接で聞かれること⑤小学校で努力した点
この質問は長所と同じように「努力した証」の有無を問うもので、面接官に与える印象がガラリと変わるため用意するエピソードはしっかりと吟味する必要があります。
取り上げる内容は学校での行事や習い事などがメインになりますが、面接官から逆質問を受けることが多いので返答に困らないように本当に詳しい事柄を題材に選ぶのが重要です。
面接の前にお子さんに面接の練習をさせるならこの質問は必ず取り入れて、答えに対して複数の問いかけを投げかけてください。
自分の発言に事柄に対して、逆に答えることに慣れておくという勉強がポイントです。
面接で聞かれること⑥中学校でやりたいこと(もしくは志望動機)
なぜその中学校に行きたいのか?について、明確な答えを持っている子なら難なく答えられる質問です。
その中学特有の要素を話に織り交ぜることが好ましいですが、単刀直入に自分がこれから取り組みたいことを述べるだけでも十分です。
ただ「それならA校でも、できますよね?」のような意地悪な質問は中学受験でもよく来ますので、その中学の独自性を意識した答えがやはり望ましいです。
また「なぜそれをやりたいのか?」という動機の部分についても、しっかりと根拠のある回答ができるようにしておくことが重要です。
面接で聞かれること⑦最近のニュースで気になった話題
これも中学受験面接で聞かれることのド定番です。
社会への関心と、それに対する自分の意見を答えられるかが試されます。
少なくとも「なぜその話題が気になるのか?」「そのニュースを個人的にどう捉えているか?」は明確に回答する必要があります。
この質問の対策をするには普段から新聞を読むことがもっとも最適ですが、なかなか新聞は難しくて読めないということもあるかと思います。
どうしても新聞がムリそうであれば、実際に私が子供2人へ与えて結果的にかなり良かった「小学生新聞」を使って対策をするのもかなりおすすめの方法になります。
面接官から追加の質問が聞かれることが予想されますから、取り上げるニュースに関しては背景や関連知識を簡単に学んでおくのも忘れないでください。このあとその点について少しご紹介します。
中学受験面接で聞かれるかもしれない質問
ここまでにご紹介してきた質問はかなり高確率で聞かれるものですが、ここからはやや確率は下がるものの「一応対策をしておいた方がいい質問」をご紹介します。
聞かれるかもしれない質問①趣味・特技
この質問も私生活へ直結した内容になるので、ふだんから趣味を作っておく、自分の特技について考えておくなどの暮らしの中で対策をとるのがおすすめです。
ただし趣味についてはその根拠やキッカケ、特技についてはそれによってどんな結果をもたらしたか?なども同時に考えておくことがポイントになります。
聞かれるかもしれない質問②好きな教科・苦手な教科
中学受験面接でこの質問が来た場合は、好きな教科は答えやすくても苦手な教科の方は答えづらいと思います。しかし答えの内容によって結果を左右するというものではなく、正直に質問に答えることができるかを判断されるものと思えばOKです。
とくに苦手な教科については答えたあとが大切で、その教科に向けて今後の取り組み方などをしっかりと回答できるよう準備をしておくことが大切です。
聞かれるかもしれない質問③1日のルーティン
あまり中学受験の面接で聞かれることは少ないと思いますが、まったく0%ではないため一応対策をしておいた方がいい質問になります。
とくに私生活の過ごし方を問われているため、生活の乱れがなく「規則正しい生活」についてしっかりと答えることが重要なポイントになります。
この質問は普段の生活で身についていることがそのまま出ますので、毎日の生活習慣を正しながら過ごしておくというのも子供自身の健康面とともに重要です。
聞かれるかもしれない質問④将来の夢・めざす職業
中学校での目標だけではなく、さらに通り越して将来のことについて聞かれる場合も考えられます。
クラブ活動など学校に関わることであれば対策をし安いですが、将来のことになると普段から親がサポートしながら対策を考えておかなければいけません。
ザックリでもいいので生活の中で、将来どんな夢や仕事を目指しているのかについて話し合っておくことが良い対策になります。
聞かれるかもしれない質問⑤教育理念
これは受験した中学校の教育理念で、私立中学であれば決して確率の低い質問ではありません。
教育理念はそう長い文章が謳われているものではないので、ホームページなどで探って面接ギリギリになってからでいいので覚えておくことがおすすめです。
もし複数の中学を受験するのであればどこの学校の教育理念も似通っているため、ほかの学校とごっちゃになってしまわないよう注意が必要です。
中学受験面接で聞かれることのまとめ
中学受験面接でよく聞かれることの質問と回答例についてご紹介してきました。これであらかじめある程度の対策ができるかと思います。
私が実際に中学受験面接をしてみた感想としては、とにかく少しでも早く準備を初めて対策を講じておくことがとても大切です。
とくに中学受験面接での言葉遣いというのは親だけではなく子供にも重要なポイントで、普段の私生活の中でコツコツと身につけておかなければいけません。
面接対策は筆記試験のようにすぐに暗記できるものではないので、できれば小学生低学年のうちから中学受験面接の言葉遣い対策として生活習慣を考えておくことがとても重要です。
ぜひご紹介した「中学受験面接でよく聞かれること&回答例」を参考になさって、1次筆記試験だけではなく2次面接対策への準備もゆとりをもって十分になさってください。
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