今回は、実際に子供2人を中学受験させてわかった「面接のコツ」を詳しくご紹介しようと思います。
もしかして”面接”といえば2の次だと思っていませんか?
いやいや、それは危険です!
面接というのは「普段の生活がそのまま出る」ことで、思った以上に失敗しやすい試験と考えておいた方がいいです。さらに面接はすぐに身につくものではなく”長い時間が必要”ということ。
その辺りを踏まえながら、中学受験の面接練習に役立ててみてください。
小学校低学年からの中学受験にむけた勉強方法として参考にしてみてください。
コツ①中学受験の面接で聞かれやすい3つの質問
①志望動機
公立中学校を選択せずになぜ中学受験したのか?ということについて、明確な理由がなければ面接官に入学したい意思が伝わりません。
中学受験後は中高一貫であることが多く、入学してからも公立中学校とは違い「大学受験を意識した勉強内容」となってくるため、面接官としても熱意のある生徒を合格させて入学後に辞めてしまうことを避けたいと考えています。
中高一貫校では入学後に高校受験がないため、六年間で大学受験を目指したカリキュラムが多いです。そのあたりを面接時の参考になさってみてください。
②小学校時代に頑張ったこと
小学校で熱心に取り組んだことを質問することで、面接側は「どんな人物なのか?」について知りたいと考えています。
サッカーや野球などのスポーツで全国大会に行ったという成績よりも、「どのようにして取り組んできたのか」という過程を重視します。
また中学受験を経て入学した後にも部活動はあるので、部活動と勉強を両立できそうかチェックするという側面もあります。もちろんスポーツをやっていなかったとしても、自分が頑張ったことであれば事柄に関わらず評価は公平に行われます。
③長所と短所
質問という形式を利用して「自己アピールをするものだ」と考えてください。
面接官は受験者が、論理的に「自分はどのような人物なのか?」が説明できるかを見ています。
中学入学後はクラス活動や生徒会活動があるため、自分を客観的に見ることができないと集団の中でのコミュニケーションに戸惑います。
話している内容も重要ですが「姿勢を正して受け答えを明瞭にする」ことで、面接官に誠実な印象を与えることも重要なポイントです。
コツ②中学受験の面接で聞かれやすい志望動機
中学受験の面接で「志望動機」を聞かれた際に、きちんと答えられるよう次の四つを意識すると良いです。
- 簡潔に答える
- 共感を示す
- イベントへの共感
- 説明会の感想をまとめる
①簡潔に答える
一つ目は志望動機をまとめることですが、あくまでも簡潔に答えることが望ましいと言われています。
中には長々と回答して素晴らしいことを言っていても、結局何を言いたいのか分からない‥とされ減点されるケースも少なくありません。
とは言えあまりに短絡的な回答は面接官の印象にも残らないため、しっかりと内容を練ってまとめておくことが大切です。
②共感を示す
二つ目は志望校の「教育理念への共感を示すこと」が挙げられます。
これはホームページに必ずと言っていいほど掲載してあるため、忘れずに確認することをおすすめします。
学校によっては難解な用語を使用しているところもありますが、ただ暗記するのではなくその意味まで把握すると良いです。
意味を理解していないと加点どころか、減点されかねないため注意が必要です。
③イベントへの共感
三つ目は、志望校が開催している「イベント」への共感です。
実際に自分の目で見て感じたことを話すと、面接官はしっかり自分の学校に興味を持ってくれているなと感じてくれます。
まとめる際はどのようなイベントだったのかをすぐに思い出せるようにすると良いです。
④説明会の感想をまとめる
四つ目は「説明会で感じたことをまとめること」です。
志望校の先生の話を面接で持ち出すと、中学受験では好印象を与えることができると言われています。
施設内を見学させてもらえるのであれば、その様子をきちんと確認して「何としてもこの学校に通いたい!」という思いを伝えると良いです。
コツ③中学受験の面接で気をつけたい服装のポイント
中学受験の面接時に着用する服装で、最も大切なことは「過剰に意識しすぎないこと」かなと私は感じました。
受験面接で求められるのは、親子共に「常識ある振る舞い」です。
服装で求められるのもTPOにあった服装であり、気合を入れすぎるとかえって浮いてしまう恐れがあります。
子供の一生を左右する受験面接なのだから気合を入れて‥
という気持ちは理解できますが、あまりにも気負いすぎるのは禁物です。
①子供の服装
お子様の服装は白シャツに紺またはグレーのズボン、スカートの組み合わせが基本です。
上着やベストも同色で合わせましょう。
女子の場合でもフリルが付いたものは避けてください。
靴はしっかり磨いた、汚れのない黒のローファーで問題ありません。
②父親の服装
父親の服装は無地のスーツが基本です。
色や柄物のスーツはふさわしくありませんし、紺やグレーなど控えめな色あいのスーツを着用してネクタイも派手すぎるデザインは避けてください。
細身のスーツなどデザイン性の高いスーツだと「浮わついた印象」を与えてしまうので、社会人として仕事に来ていけるデザインのスーツを着用してください。
③母親の服装
母親の服装もスーツが基本ですが、落ち着いたデザインならワンピースもOKです。
中学受験の面接は時期的に寒い時期にあたるので、その場合はジャケットを着用しましょう。
派手すぎるアクセサリーはNG、大きなイヤリングやネックレスなどは身につけないでください。
高すぎるヒールはふさわしくありませんし、ヒールは高くても5センチ以下にしてください。
親子ともに服装のポイントとして重要なのは「清潔感」ですので、事前にしっかりとチェックしておいてください。
シワがあったり着崩れていたりと、だらしない印象をあたえるのはマイナスです。
当日着用する服は事前にきちんとアイロンを掛けるなど手入れをして、最高の状態で来ていけるように準備しましょう。
普段からやっておきたい面接のコツ
中学受験にむけて私がいちばん役立ったと思うのが「子供新聞」というもの。
一般の新聞とは違って普遍的な内容ではなく、小学生にわかりやすく社会問題や時事問題などが掲載されているので中学受験の面接にとても強い味方になりました。
さらに毎日発行されて新聞を読むクセもつくので、これは間違いなく面接におすすめです。
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